ZOEに行った。
美紀さんと非常に面白い話ができたので、ここで披露しますね。
以下、美紀さん、阪本が交互に発言していると読んでください。
「自分が悪いかどうかは自分が一番よく知ってるじゃない。
そう気づいた時、わかった時、素直に謝ることができるかどうか、
だと思うのよ」
「ですね」
「ヘンな話、『ありがとう』って言うほうが楽じゃん」
「そっか、場が出来てますからね」
「だから、ありがとうって、言いやすいと思うのよ。
でもね、『ごめんなさい』はちょっとした勇気がいるよ」
「でも、言うと後あじ、いいですよね。言わないなら言わないで
済んじゃうことってあるけど」
「それと、何ていうのかな」
「言い訳」
「そう、言い訳。何でも言い訳はできるでしょ」
「理屈とトリモチは何にでもつくっていうから」
「言い訳は何にでもできるけど、すぐにわかるよね、
言い訳だって」
「信用無くすよね」
「信用は一度失うとなかなか戻せないよ」
「ゼロになるんじゃなくて、マイナスに落ちるからね」
「信用って、お金で買えないし」
「そう、信用はお金になるけど、お金は信用にならない
(ウッフィーを思い出していた)」
「いやー、美紀さん、黄金のバナナ、もらいました。ありがとう」
「何それ? 黄金のバナナって」
「書くことは長くやってるから、書けちゃうんですよ。
適当というと違うんだけど、それなりの文章が。
でもね、何か、違う。やはりちょっと目線を高くしながら書きたいじゃないですか。
それができたかどうかは、ワンフレーズでもいい、自分でこれだ! と思うフックとなる
アイデアやコンセプトがこめられた文章を書けたかどうか。
そんな鍵となるアイデアをぼくは『黄金のバナナ』って呼んでるんです」
「面白いね!黄金のバナナ」
「謝る話は黄金のバナナでした」
ということで、この話をした夜、こうして原稿にしている。
そしてこうしてそのままブログにしている。
今度の本はいろいろ実験的執筆方法をとっていて、Twitter
でフレーズをツイートしてみて、反応を見ながら本に取り上げるかどうか
取捨選択している。また、このブログにも原稿を掲載して、反応を
見ながら進めている。ソーシャル・ネットワーク・ブックになりそうである。