ネットショップは過去の集積である。

時制でいうと、過去。

だから、過去に伴うものに強い。

たとえば知識。たとえば履歴。

デジタルデータはすべて、過去。

手で触れるモノ(製品)も、レストランの料理以外すべて時制でいうと過去だ。

アマゾンや楽天で顧客がお金を支払うのは過去に対して。

たとえば、こんなことも考えられる。

プレゼンテーションはライブだ。

時制でいうと、現在。

だから本来、スライドを使うとスライドの時制は過去だから、

混乱が生まれ、ライブ感が失われるのである。

一方、リアルショップの時制は現在。ライブ。

だから、現在に伴うものに強い。

たとえば、人に伴うエネルギー。

なのに、マッサージ店によると、「指名料200円」と

いう料金設定にしている。これはいかにももったいない。

マッサージは、人に伴うエネルギーが商品だ。

だからこそ、「指名して戴けるほどご贔屓」を頂戴しているの

であれば、むしろ200円割引してさしあげてもいいくらいである。

銀行窓口の商品(サービス)は、「人に伴うエネルギー」である。

それが提供できないからATMという機械を設置した。

だから本来、顧客が自分でATMを操作して入金・出金など銀行窓口担当の

仕事を代行しているのだから、手数料を支払わねばならないのは銀行なのだ。

これから新しいビジネスを組み立てるにあたり、

人に伴うエネルギーと時制の問題は、確実に、重要になってくるはずだ。

麻布十番スタバ(顧客のエネルギーを可視化したナイスな施策)

麻布十番スタバ(顧客のエネルギーを可視化したナイスな施策)