亡父は近鉄のサラリーマンだったのが脱サラし

鉄工所を起業、成功した。

お決まりの、女遊びで離婚、ぼくとオカンを置いて九州へ行った。

九州で再婚し、ぼくとは異母姉妹が三人いるらしい(会ったことはない)。

九州でも事業は成功したみたいだ。

でも父の事業は現在、人々の記憶に残っていない。

家族と、周辺の人々の記憶にあるのみだ。

最近よく、父を思う。

もう顔すら思い出せないが(5歳で別れたきりだし)、

経営者としての

あり方(being)を思うのだ。

事業には二種類ある。

一つは、父のように、家族とその周辺の人々の記憶にだけ残るもの。

もう一つは、ヴァージンやアップルのように、世界中の人々の記憶に

残るもの。

どっちが優れているとか、上とか下とか、ない。

経営者が何を重要と思うかだ。

先週、伊丹空港でそばを食べていて、

「おやじを、超えたい」

とふと思った。

そこから、ぼくのあり方が変わった。

あり方が変わる、ということは、

世界の見方が変わる、ということだ。

もちろん、重要なのは家族。

その上で、世界にインパクトを与えるような、そんな事業をやりたい。

やりたいことは山ほどある。

もちろんすべて、「JOYWOW」ブランド。

このブランドをさまざまなビジネスにくっつけるんだ。

ちょうど携帯、鉄道、航空事業、宇宙事業、スポーツクラブ、

銀行などすべてに「ヴァージン」ブランドがついているように。