人間いくつになっても学ばぬものである。
やれば、まー何とかなる
と思ってしまうのである。
これは大いなる勘違いであり、間違いなのだ。
たとえばギター。
たとえば体幹トレーニングのクランプ。
自分が「向いてない」と悟るのは相当やって、やって、やって、
そして結果クランプで腰がへんてこになってからようやくである。
学ばない。
言い換える。
苦手なものは、ずっと苦手なのだ。
「夏休みの間に苦手科目を克服しましょう」とにこやかに美人先生が
言っていて、「よし、先生が言うなら!」と張り切ったものの、
やっぱり駄目だったではないか。
学ばないのだ。小学校以来、オヤジになっても。
マズローに言わせれば、Deficit(欠点)を指摘するリーダーは
組織運営をまずい方向へ持っていってしまうそうだ。
「お前、そこんとこさえ直せば、完璧なんだけどなあ」
直らない。ばかりか、言われた本人はやる気を無くす。
人間、最もパフォーマンスを発揮するのは
自分のBeing(あり方=存在そのもの)を満足させてくれる
行為だとマズローは言う。
念のため断っておくがマズロー本人に聞いたわけではなく、
本を読んだわけでもなく、現在開催中のビッグウェンズデーツアー
で田中靖浩さんが話したのをパクっただけである。
前者をD動機、後者をB動機と呼ぶそうだ。
B動機、つまりやっててJOY+WOWが得られる喜び動機、
そりゃ、そうだよね。
だからぼくは、「ねばならない」つまりMUSTでやることはやらないことにした。
いやな仕事はやらない。
クランプは向いてないのでやらない。
ギターもやらない。
やるかもしれない。新しいギターを買えば、展望が開ける気がするからだ。
ということで、「起こったことは全ていいこと」のページに、一個、追加。
「やりたくないことは、やらないでいい」
そうそう今朝、広島で田中さんと新しい企画について打ち合わせした。
「朝からミーティングなんて、アメリカ人みたいですね」
と盛り上がりながら。
盛り上がっていたが、二人とも実は二日酔いなのである。
昨夜はビッグウェンズデーツアー懇親会で飲みすぎた。
後先考えないのが我らの流儀である。
飲みすぎたが、でも打ち合わせは楽しかった。
ビッグウェンズデーといい、この新しい企画といい、
JOY+WOW動機(B動機)だから、やる気が出る
んだよね。
JOY+WOW足りてますか?(大きなお世話か)