一番やばいのは
借りすぎて首が回らなくなる
状態やと思う。
いま、融資ゆるゆるやから、
つい大きめの金額をどん、と借りてしまう。
金融機関にとっては「商品の売上が伸びた」状態だ。
つまり、「融資金額が増えればふえるほど業績が伸びる」仕組み。
地銀の営業マンがこのご時世に飛び込み営業しているらしい。
つまり、「借金はめちゃくちゃしやすい」。
ちょっと待とう。
バスタブの法則というのがある。オレがつくった。
家族の歴史は
1 → 2 → 3 → 4 → 3 → 2 → 1
の数式で表せる。
最初は1人。結婚して2。子どもが生まれて3。もうひとり生まれて4。
やがて子どもが独立して家を出ていく。
パートナーが先にあっちへいってしまう。
また1人になる。
親の介護とかでこの数字は変わるかもしれないけど、まあ、こういう流れだ。
「子どもも増えたし、家、大きくするか」
大きくするとバスタブも大きくなる。
入れるお湯の量も増える。
空間全部が4で設定される。
空間イコール光熱費だ。
4のときでお湯の量、光熱費が決まる。
ところが4はピークで、そのあと、減る一方である。
最後、1人になっても4人分のバスタブにお湯入れなきゃならない。
何が言いたいか。
商売も同じで、「快適な固定費をつかむ」ことが大事。
屏風と商売は広げると倒れる。いきなりステーキもこれでころんだ。
自分にとって
JOY+WOW+LOVE and FUNをキープできる
固定費=運転資金がいくらなのか。
融資金額は「もらった」ものじゃないよ。
無利子であっても「返す義務のあるお金」だよ。
金融機関はいつ
「すみませんが、返してもらえませんか」
といってくるかわからないよ。
オレの融資金額設定基準ははっきりしてて
「すみません、今日返してください」
と言われても
「わかりました」と速攻で全額返せる金額以下にする。
商売は手持ち現金を増やすゲームだ。
そのゲームの設計なしに、
つまりお客さんをどうやって喜ばせるかの知恵なしに、
融資金額だけがふくらむのはやばいで。
あかんで。やめときや。