「いまだからこそ実行したい新しい商いの方法」
というタイトルで来週8日オンライン講演するのだけど、
いま、シナリオを書いてる。
まず、ぼくたちを取り巻くビジネスの環境を共有するところから。
「インスタで570万円のボートが売れた」現象をどう読み解くか。
ここで解かなければならない数式は
「インスタという、どちらかというと軽めの
商品販売チャンネルと思っていたメディアで重い商品が売れた。なぜか」
ではない。
たいていうまくいかない商売は、ここの数式を立てる時点でエラーしてしまう。
正しい読み解きは
「ボート購入したお客様は『自分』を買った」。
インスタは、実は、関係ない。
人が何かものを購入する、選挙で投票する、
クラウドファンディングで支援する
・・・何でもいいのだけど、
その本質にあるのは「自分を満足させるため」。
つまり、購買活動とは
自分を買う
活動だ。
自分を買うことを考えると、
画面シェア(スクリーンシェア)のために必要なのは
「アテンション(注意)」ではなく
「インテンション(意思)」だとわかる。
そしてインテンションへの導線がインタレスト(興味関心)だ。
・・・なんだか今日はカタカナが多いけど、がまんしてくれ。
テレビやラジオのコマーシャルのようなマス広告は
アテンションを手に入れるためのもの。
しかしいまや国民全員が発信者になった。
アテンションは絶滅危惧種。
だから「これって、何だろう?」という興味関心に的を絞る、
「狭くて濃い」商品設計が大事。
いまや「美味しい」「使いやすい」というスペックは当たり前であり、
何より必要なのは「自分にとっての意味」や「意義」だ。
「まずい」「使いにくい」ものであったとしても、
たとえば、実家のオカンのカレーが死ぬほどまずかったとしよう。
でも、ふとしたとき、たまらなく
「あのまずいカレー、いま食べたい!」
という瞬間がある。
スペシャルな意味、意義を持てるかどうか、なんだけど、
それは商品設計者、商品提供者本人自身がスペシャルな何かを持ってないと
「なんか、似合わない」になる。
オカンはオカンとしての絶対的存在感がある(笑)
そこなんだよねー。
というようなお話をします。
来てねー。夜遅いからいろいろ参加が大変かもしれないけど。