「ノウハウ」や「やり方」を聞きたがる人が多い。
 
「こうすれば、集客がうまくいくよ」というような。
 
でもね。
 
そういうのを聞いたとしても、
 
本人の知の可動域が狭いと、使えない。
 
可動域というのは、肩をぐるんぐるん回せる広さとか、
 
大股開いて動ける範囲を指す。
 
知の場合は、「知識の応用範囲の広さ」だ。
 
たとえば、ホテルのクラブフロアにただ座っているだけの人と、
 
フロアスタッフ(たいていは配膳と呼ばれる外部業者)の
 
「目線の広さ」を測定し、勉強している人とでは
 
後者の方が知の可動域が広い。
 
オレはマーケティングセミナーで
 
「こういうやり方があるよ」「こういう事例があるよ」
 
という話をする。
 
たとえば、
 
島田 絵梨 マリンちゃんがインスタグラムで
 
560万円のボートを売った事例をもとに、
 
「買う心理」の話へとつなげる。
 
ところが、知の可動域の狭い人は
 
「たまたまお金持ちにインスタ見てもらってラッキーやったね」
 
というレベルでしかとらえられない。
 
これはすべてに通じる話であって、
 
宝くじで5億当たったとしても、
 
お金を使う可動域が5億分身についていないと、
 
むしろその行く末は不幸が待っているだけだ。
 
そもそも自分のビジネスを回すのにお金がいくら必要なのか。
 
1億の場合と
 
1000万と
 
では、ビジネスフィジカル(商売身体)の使い方がまるで違ってくる。
 
顧客数と領域が違うからだ。
 
なので、知の可動域を拡げることだ。
 
「それってどうやればいいんですか?」
 
という質問に対しては、
 
「勉強、ひたすら勉強」としか、言えない。
 
「これまで触れたことのない領域に勉強の幅を拡げること」
 
やね。
 
オレはMe2.0の関係で貨幣制度について勉強している。
 
その流れでブロックチェーンにゆきついた。
 
そしてブロックチェーンを勉強していくと、
 
これは長く人類が歩いてきた
 
中央集権から自律分散へと
 
大きな意識の革命につながる、とわかった。
 
知の可動域が拡がった瞬間だ。