新年からこのブログで、新連載始めます。
新年といってももう明日から新年なんだけど、明日からはたぶんやらない
・・・まあとにかく、始めます。
題して、「あなたも講師になれる!」。
これは談志家元の著書『あなたも落語家になれる』
へのオマージュ。
「講師」といってもいろいろあるよね。
セミナー講師もあれば、予備校講師もあるし、学校の先生もいる。
または社内研修講師もある。
ま、広く、「人前で話すシーン」をイメージしてもらえば。
ビジネス(商売)でトライポッドをきちんとバランスさせなければ
ならなくて、講師の場合も同じことがいえる。
まず、人と違う何の価値を提案したいのか、という根本だね。
それが真ん中にある。ここには本人の了見というか、
あり方(being)というか、もっとも大事なものがしみてる。
それをコンテンツにする。
多くのプレゼンのノウハウは「スライドの美しくてかっこいい作り方」
で始終しているけど、スライドなんてものは手段であり、ツールに
すぎない。
この年末年始、ぼくは仕事せずに、もっぱらテレビのトーク番組
やエンタティメントばかり観ていた。
M-1グランプリ、たけしと鶴瓶の昨夜30日夜やっていたトーク番組、
松ちゃんのすべらない話、映画『書道ガールズ』『少年メリケンサック』
談志落語「文七元結」「堀の内」。
落語にも作品派とあり方派がある。
作品派というのは師匠から学んだ噺をきっちり、その通りにやる。
そこに必要なものは美しさやリズムである。
志ん朝はまさに作品派であり、志ん生や談志はあり方派だ。
談志家元が晩年のいまも追究しつづけ、悩み、のたうちまわるほどに
苦闘しているのが、「あり方派」としての道なんだろう。
M-1グランプリで決勝に残ったスリムクラブが破壊的だったのは
「あり方派」としてのパワーだろう。彼らが今後、ヘタにネタを意識する
作品派に迷い出さないよう、祈る。
講師も同じで・・・っと、話を始めちゃうと本格的に始めた時、ネタが
なくなっちゃうので、今日はこのへんにしておこう。
話を戻すと、要するに、コンテンツはスライドではない、ということだ。
スライドはツール。大切なことは「何を伝えたいのか」というコンテンツ。
それをいかに届けるかというデリバリーと、オーディエンスとやりとりする
関係性の耕し。
この三つがバランス良くなければ良い講師とはいえない。
何回もリピートで声をかけてもらえる講師になるために、何をすればいいか。
それについて、たっぷり、お話しようと思っています。
ただ、ぼくの欠点で、飽きっぽい。
だから、途中でいやになって放り出しちゃう可能性がありますが
そのときはゴメンってことで。
2010年もお世話になりました!
2011年、皆様にとって最高の一年になりますように!