クリスマスディナーを予約しようとネットで調べ、めぼしをつけた店に
電話したら「何部をご希望ですか?」
意味がわからず確認すると、
「第一部は5時15分から7時15分、第二部が7時15分から9時15分、第三部が
9時15分から11時15分となっております」
もちろん、予約はしない。
忘れていたが、たしか去年も同じような「三部構成」を言われ、
辟易してやめたんだった。
いつからこういう三毛作スタイルになったんだろう。
クリスマスディナーは、「エサが食えればいい」というものではない。
レストランが売っている価値は、一に空気だ。雰囲気だ。つまり文脈なのである。
そこが理解できていない店が、三毛作する。
いい大人はそういう「エサだけ腹に入れたらいいんでしょ?」という店を、相手に
しない。文脈が重要なのだ。
高くてもいいから、ちゃんと文脈について理解してくれている店を、選ぶ。
とかくお店はオーダーするお客様がすぜてわかってると思いがちですが、実はそうでないし、そこに顧客満足のポイントがぎっしり詰まってることを理解していないことが多いですね。
Excelの表を埋める順番ではなく、まずオーダーに耳を傾け、提案する。このスタンスだけで、来年の無意味な広告は必要なくなるのに、もったいない(^_^;)