ブームの作り方。

答え。

そんなものはない!

昨日、海洋堂・宮脇社長と話していて、

「社会現象の仕組みを単純化はできない」

だから

「ブームがいつ・なぜ・起こるか」

ということは予測できない。

という話題になって、まったく同感だと思った。

ガンダムも、エバンゲリオンも、ポケモンも、最初は評価されなかった。

宮崎駿『ルパン三世カリオストロの城』が評価されたのは10年後だった。

大衆=時代との歩調の合わせ方

といったものは、ぼくの商売でもそうだし、海洋堂のビジネスでも

重要なテーマだ。

ただ、「予測できないから何もしない」のではなく、

「好きなことにとことんのめりこむ」

海洋堂なら、「造形原理主義国家」(宮脇社長の言葉(笑))として、

宮脇社長はその国家の独裁者として(笑)、とことんのめりこむ。

本気の仕事をやれるところとしか、組まない。

だから、オファはいっぱい来るが、80%〜90%は流れるそうだ。

相手に「本気度」が足りないのだろう。

ぼくは、宮脇社長の「日本が誇る美意識の高さは、世界に誇れるもの」

という指摘に100%賛成する。

美意識の高い国民だから、なおさら、現状のビジネスの

「すべてが安きに流れる」

潮流は、おかしいと思う。

話をもとに戻して、だから、あいまいな「ブーム」「ヒット」

という蜃気楼を目指すのではなく、独善と言われようが、何と言われようが、

好きなことにとことんのめりこむ。公私の別なく、打ち込む。

これこそが、しあわせな仕事の流儀ではないかと思うのだ。