Seth Godin(→)が空港の残念なところについて書いていて、
理由#11で
No one is having any fun. だれも楽しんでいない
システムがそこで働く人の表情を殺してしまっている
と指摘している。
これを読みながら、映画館と同じだと思った。
チケットをもぎる女性スタッフに
「次回から当店以外の商品の持ち込みはご遠慮ください」
と叱られたのである。ぼくはスタバのトールラテを手にしていた。
その場で服を全部脱いで全裸になって入場しようかと思ったのだが
(服は『当店』に売ってないから)、残念なことに「大人なぼく」が
それを制止した。
これからさあ、楽しもう!
と思っている人に、どうしても言わなければならないことなんだろうか。
水を差す
という言葉がある。
システムと現場のモチベーションを「べき論」で論じるより、
この事例について、社内で是非を議論したらいいと思う。
「でも、決まりは決まりです。やがてなしくずし的に、手がつけられなくなります」
こういう意見が出るようでは、そして、それにうなずく人が多くいるようでは、
あなたの組織は、新しいJOY+WOWを提案
できなくなっていると思うよ。まちがいなく。
出発に「STOP」で始まる組織論理ではなく、
「GO」で始めようよ。