製品・サービスを生み出すプロセスには次の3つがある。
第一に、「不」改善改良型。
がこれにあたる。
第二に、「0→1」型。
全くこれまで存在しなかったものを生み出す。
iPhoneやiPadがこれにあたる。
ウォシュレットもそうだね。
つまり、これらの製品を通じて、新しい文化が生まれた。
スターバックスによって、知的なサードプレイスという文化が
生まれた。
喫茶店はあったけど、そこで仕事するイメージはない。
テーブルにはインベーダーゲームがあったり(古!)、
たばこの煙もうもうだったり、テレビで野球やってたり。
第三に、「再発明」型。
椅子というものの再定義から生まれたパルスチェア(→)とか
掃除機を新しく発明し直したダイソンだったり。
ルンバも、これにあたる。
こうして見ると、プロセスには3種類あるが、重要なのは「問題の設定能力」にある。
つまり「何が問題か」を設定する力だ。
パルスチェアは実は身体障害者の「身になって」大学の先生が研究した成果を
内田洋行が製品化したもので、開発物語は胸を打つものがある。
*詳しくは三宅秀道『新しい市場のつくりかた』(東洋経済新報社)→
p.276-295参照
それにしても、どうして各企業、これらの「お手柄イノベーション」の
サイト掲載は味気ないんだろう。
顧客とのコミュニケーションツールとして考えず、ただ、カタログの電子版
としかとらえていないんじゃないかなあ。
それはそうと、家電メーカーと政府がまたわしらにテレビを買わせようとしている