2012年2月21日 8:35 am Facebookへのぼくのポスト。
昨夜、マンションのエレベーターに乗ったら、
階数表示パネルにツバをかけて、
ダラーとよだれが流れていた。
管理人さんの「マナー違反はやめてください」という貼り紙に対抗するものだ。
このままの図式=管理人vs居住者は良くないなあ、管理人さんは日曜月曜休みだから、
余計休みのうちにやっちゃえ、という心理が働くんだろうなあ、と思った。
ニューヨークの割れ窓論理をこのマンションにも適用してみたら何が起こるだろう?
そこで、帰宅するやすぐにキッチンペーパーを濡らし、エレベーターに引き返して、
汚れたパネルをきれいに拭き取った。その間上下すること2回。
きれいなところをわざわざ汚す人はいない
という論理なんだけど、さて、どんな変化が生まれるだろう?
あれから1年。さてどうなったか?
答から先に言うと、
きれいになった
のだ。
だれもエレベーターを汚す人はいなくなった。
また、一階のポスト前。
散々、チラシやらジャンクメールやらが床にばらまかれていたのが、
ぼく(だけではないと思う。有志が)丁寧に拾ってゴミ箱へ捨てる
ことを繰り返していたら、きれいになっている。
整然、としている。
これは、きれいな場所は、だれも汚そうとしない。
「きれいの感染」
というやつだろう。
マルコム・グラッドウェルいうところの「背景の力」で、
マーケティングにも確実に、使えると思う。
次の本のネタになった!