私はラーメンを売っているのではない。お客様に時間を提供しているのである。
・・・安藤百福
考えてみれば「時間の提供」というビジネスやサービスは多い。
医療もそうだ。
元気なればこそ、勉強や仕事に励むことができる。
放置しておけばもっと時間がかかったものを、医療サービス=時間の提供を受けたから
こそ、「時短」となって、本来のやりたいことができるようになる。
ネットショップ。
リアルショップだと「行ってみたらなかった」「店員に聞いても満足なアドバイスが
もらえなかった」「ハワイアンのCDを買いたいのだけど、いま手に取っているこれは
好みの音なんだろうか」という「不」を「在庫チェック」「カスタマーレビュー」
によって解決できる。
コンサルティング。
組織内だけでは限界のある思考を、違う視点からアドバイスもらうことで、
ショートカットできる。
短縮できた時間を使って本業に邁進できる。
リゾートホテル。
時間の質の転換を売っている。
ふだんの時間と違う質の時間が流れるような演出を提供しているのだ。
同じ1時間でも、違う1時間と感じてもらえるように。
あなたのビジネスは時間を提供しているだろうか?
しているとすれば、さらに顧客満足を高めるためにどんなサービスが考えられるだろうか?
坂本さん、大変ご無沙汰しております。
今回のテーマ「時間の提供」大変興味深く
拝見しました。
私が住んています本牧に最近あるビストロがあります。昼間始めてお茶しに入ってみましたら、以前やきとり屋だつた店を近隣在住の中年夫婦が借り上げたお店で、お二人とも岡山の小さな漁村出身でした。それはさておき、週末にはライブをやってますとの案内で
早速家内と行きつけの小料理屋で食後、訪れてみました。
なんとビストロは3軒隣でしたが 笑
丁度女性シンガーさんのボサノバ弾き語りが始まるとこで
、その歌声は小野リサさんより私には心地よく、高い漆喰の天井に共鳴して、まるで海岸か高原のリゾート地にいるような時間を家内と楽しむことが出来ました。
客はあとひと組みだけ、ミュージックチャージも取らないんです。
だぶん今の本牧の環境では先行きの経営は厳しいでしょうね。
でも、坂本さんのブログを読んで
サービスとはまさにこれなんだ・・に気が付きました。
マイカルが倒産してこの街は今死んしまったようです。
戦後正に怒涛の様にアメリカ文化がこの街に来て
その後、バブル期の商業施設が来て、そして全てが去っていった街。でも米軍住居跡には高級住宅地が出来、リタイアされた裕福な方が沢山お住まいなんです。
でも夫婦で食事を楽しんだり、軽く飲んだりする場所が無いんですね。皆さん時間はあるのに、空間や街創りが無いんです。
まだ活性化出来る要素は沢山あるのに、です。
私もこの街に住んで35年、何か役立ちたいです。
長くなり、恐縮でした。