「五感商品」というコンセプトを提唱したのは
いまから10年ほど前、『五感商品の創りかた』(→)
だ。
昨日、五感商品だなあ、としみじみ思ったのが、パソコン。
ぼくにとってパソコンは書家の筆、大工のかんな、料理人の
包丁みたいなもので、身体の一部だとあらためて、そう思った。
発端は朝。MacBookAirで、「MAIDO屋」という語を
辞書登録したことから始まる。
いきなり「maido」のmaiの次、dを打ったとたん、
iが出て、ダウンする現象になった。
何かの間違いかと繰り返すが、
変わらない。
さあそれから対処に追われた。
そしてやればやるほど事態はこじれた。
マックはユーザーインターフェイスが良く、
スムーズに動いているうちはとても良いの
だが、いったんこじれると手がつけられない。
ネットやFacebookでいろいろ聞いてみるが
決定的な解決にならない。
時間がないので、プレインストールされている
日本語変換ツール「ことえり」をあきらめ、
ATOKを購入、インストールした。
時間を金で買ったわけである。
しかし、いざ使い始めてみると・・・
ATOK、変換の際、コンマ何秒かの
時間だが、変換候補の文字が出てくる。
その文字フォントがウィンドウズのにおい
ぷんぷんなのだ。
それがテンション下げる。
ぼくはもう、マックのキィタッチと
変換におい(『におい』としか、表現できない)
以外で、文章が書けない。
某・三菱東京UFJ銀行のゴーマンな企業姿勢の
おかげでオンライン取引がウィンドウズマシンで
しかできないため、「本当にやむなく」
VAIOを購入し、業務に使っているが、
使うたび、思っている。
このタッチパッドのドンくささやキィタッチ
で、文章は書けないなあ、と。
ウィンドウズ8はとても性能が良いのだけど、
気の毒なのは、パソコンというハードウェアが
おいついていないという点じゃないかな。
そう、ぼくにとって、マックはすでに
文章を書くための身体になってしまっている。
ここまできて、本当の五感商品なんだろうね。
それにしても、ATOK、気持ち悪い(笑)
MAIDO!
アップル社のスティーブジョブスが狙った通りですね
先日見た、映画「スティーブ・ジョブズ」でも、フォントにコダワリ、事業の進め方にこだわる姿を描いていました。
モノにも、事業にも想いが乗り移るんですね!
想いを伝えて、行動にしていきます!
おおきに!