『ブランド・ジーン』(→)

は媚びず、書いた。

ある意味、現在の学校教育やビジネスの「常識」とされる

思考フレーム(枠組み)への挑戦なのだ。

つまり、

「こうすれば、成功する」

「こうすれば、こうなる」

「失敗してはいけない」

「この方法を使えば、必ずうまくいく。うまくいかないのは

あなたのやりかたが悪い。あなたのあり方ではなく、

やり方の問題だ」(実はあり方の問題なのであるが)

そして、

「うまくいった事例をたくさん盛り込んでください」

といった、セミナー主催者側の要望への

反旗でもある。

特に地方の商工会議所あたりからの依頼に多い。

知るかって、そんなもん。

そもそもビジネスは一回こっきりのものであり、

うまくいったのは「天・地・人」そして「時(タイミング)」が

ぴったりいったからであって、それを真似したから同じ結果に

なるはずないじゃないか。

だからベスト・プラクティスなど、無意味なのだ。

ところが真面目な人ほど

「うまくいった事例」

「成功者の言葉」

を勉強し、自社でもそれを試そうとする。

しかし、そんなものでうまくいかない。

量子力学の世界においては

「こうしても、こうならない」

ことが普通だ。

そもそも、素粒子は、

「同じ時刻に、違う場所に同時に存在する」

といった分身の術さえ使う。

古典物理学だけで世界はできていない。

こうしても、こうならないのだ。

アマゾンのジーン書評に(→)

「言っていることはわかる。

でも、これを読んで何をしたら良いか?はわかりませんでした。」

と書いて星2つにした読者がいる。

ぼくは当初ジーンを出すとき、アマゾンで星1つがずらり

並ぶ光景を予想していたので驚かないのだが、

それでも、

「ちゃう。君はまだ時期じゃないってことだ。

 そもそも『何をしたら良いか』を求めている段階で、

この本のどこを読んだんだ?」

と読解力の不足を指摘したくなる。

そしてコメント欄に「著者より」として、反論を

書きたくなってきた。

かくしてアマゾンのカスタマーレビューは著者と読者の

終わりない、最後は感情的なやりとりになって

炎上するのである。

アマゾン炎上

というのもなかなかそれはそれで面白いかもしれない。

Gene Bless You!

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