商売やっていると、当然、お金がついて回る。
お金を稼ぐために商売やってるんだから、当たり前である。
ところが、お金について学ぶ機会は、ほとんどない。
ないまま、銀行に融資をお願いに行ったり、税理士さんに
納税の相談したりする。
そもそも納税の仕組みもわかっていない。
日本の法人税では経常利益が100出たら、半分50が所得税など税金、
25が予定納税(これを知らない人が多い! ぼくもびっくりした)、
いくら残る? そう、たったの25だ。
25は売り掛け金ほかであっという間に消える。
ということは、成長のための内部留保や投資のお金はどこから
出てくるんだ? となる。
増収増益でもこの仕組みは数学の公式だから、変わらない。
また、一つの銀行と長いおつきあいをしていれば、相手も人間だから
きっといいに違いないと思うのが人情だが、現実は違う。
だからこそ銀行はしょっちゅう転勤がある。
どんな組織もそうだが、戦略や方針の変更に伴い、人事も動く。
つまり、いまの担当者と「ウマが合う」と思っていたら、
後任者とは「ウマが合わない」確率が高いと思っていたほうがいい。
また、財務諸表の読み方を知らない経営者は驚くほど多い。
というか、知っている経営者のほうが少ない。
財務諸表といってもバランスシートのほう。
バランスシートは「いま、ここ」のお金を表現する。
要するに「資産」(もってるもの)と「負債」(かりてるもの)
がどうなっているのか。この二つは常に動いている。
動的なものを、瞬間インスタグラム的にとらえられているかどうかが
優秀な経営者と並との違いだ。
てな具合で、危機感を覚えたぼくは、MAIDO-international9期では
懇親会の時間を使ってお金脳を鍛えるレクチャーをしているし、
8月にはJOYWOW横浜でセミナーをやる(あっという間に満員御礼なので、
募集は締め切っています)。
お金脳を鍛えるため、もっとほかに伝える方法はないものかと考えています。
またここでも案内しますね。