電子音楽を発明した作曲家ブライアン・イーノ(→クリック!)。
意外なことに電子楽器の多くを否定している。
角ばった四角い箱に取り付けられた小さなノブ、スライダー、ボタンなどで音が出る。
ほんの指先を動かすだけで。
彼は「十分なアフリカがない」と表現した。
これに比べて伝統的な楽器はアフリカンドラム、ギター、バイオリン・・・
いずれも全身を使って表現する。
時に官能的だったり。
「アフリカが足りない」という表現、仕事や経営、プロジェクトに使える。
AIやIoTが日常に入ってきて(例:エアコンにAIの眼がついていて、
部屋にいる人の滞在時間ごとに適切な暖め方をしてくれる)、
おそらくこれから労働集約的な仕事はアプリやロボットの仕事になるだろう。
また、労働環境的には「時短」「プレミアムフライデー」など、「働く時間を
短くしよう」という見当違いな話がますます増えてくる。
IT、デジタル、SNSな時代の仕事は、時間が長い、短い、ではない。
10時間やって残念なアウトプットもあれば、10秒で「降りてくる」すごい
成果もある。
だからこそ、「アフリカ」が必要になってくる。
アフリカな仕事は「えっ!? もうこんな時間?」というものだ。
文化祭的なノリを、職場に。
それがアフリカ。
プロジェクトリーダー、経営者の主な仕事は、
いかにアフリカを入れるか
になるだろう。