資本主義は断末魔の悲鳴を上げている。
あちこちで起きている現象が教えてくれている。
たとえば、外食産業。
人が集まらない → 時給を上げざるを得ない →
でもメニューの値上げすると客足が遠のくのではないかとコワい →
タブレット端末でオーダーなど人件費を抑える工夫をする
冷静に考えたとき、これって、お客様のJOYやWOWを増やすことにつながってる?
おかしいよね? 明らかに。業界全体が熱に浮かされている。
コンビニも、収益力が落ちている。だから自転車レンタルやスポーツジムを併設
してみたりね。あるチェーンは出店を年間1000店以上やってるというけど、
そんなに要るのか?
高齢化社会で、空き家はどんどん増えている。なのに、テレビでは新築の家を買え、と
呼びかける。
車乗らない、要らないと言ってるのに、新車買え、どんどん買え、という。
もっと買え、もっと食え!
が資本主義の論理だとすれば、破綻してる。
シェアリングエコノミーのもたらす新しい流れは、「所有権から使用権へ」だ。
若者のほうが正気であり、車持つ必要ないし、シェアハウスのほうが楽しい。
まともなのだ。
経済の発展といえば、
もっと多く、もっとたくさん所有しよう
ということだった。
持てる者と持たざる者、という区分があった。
違うよね?
所有は、所有している分量と同量の恐れを生む。
所有しているものを失う恐れだ。
これが人類の長きにわたる悩みの根源だった。
ならば、所有を手放せばいい。
悩みもなくなる。
持たない、という選択。
これが、大事なのだ。
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