1995年にメルマガ始めてからずっとネットに軸足置いてきた。
 
 
2000年、ニューヨークで起業した際、
 
シリコンアレーの起業家たちが巣くうSOHOにも行き、取材した。
 
その時知り合った Eduardo Yeh とはいまもメッセージをやりとりしてる。
 
ブラジルから移民してきた中国系アメリカンで、
 
彼の話をするだけでも1冊の本になるくらい面白いのだけど、
 
それはまた今度ね。
 
で、何が言いたいかというと、ネットが地球上に浸透し、
 
ビジネスの世界にもインフラになり、
 
さらにこの10年加速してきたSNSで決定的に変わったのがマーケティングだ。
 
変わったのだけど、変わってないのがマーケティングやる人のものさし。
 
マスメディアの頃のものさしをそのままSNSのマーケティングに当てはめてる。
 
たとえば、フォロワー数、チャンネル登録者数、
 
オンライサロンやコミュニティの数が多いほど良いという風に
 
「数の大きさ」が善とする考え方だ。
 
SNSマーケティングで重要なことは、
 
1人
 
狭さ
 
濃さ
 
の3つ。
 
・・・だんだんフォーカス・マーケティングの真髄に
 
入っていくのでシートベルトしっかりお締めください。
 
げきが毎日100人とLINE対話しているとき、
 
彼が向き合っているのは画面の先にいる1人のお客さんであり、
 
彼女の狭い興味関心(インタレスト)に寄り添い、
 
何度でも質問に返信する(濃さ)。
 
だから彼はYou TubeとLINEをうまく商売につなぐことができている。
 
You Tubeチャンネル登録者数が多いというのは結果であり、
 
目標ではないし、アドバンテージでもない。
 
真面目にコツコツやってれば登録者数は増える。
 
増えるが、大事なのは
 
「1人」として「狭く」「濃く」
 
向き合う姿勢が維持できるかどうか。
 
知力に加え、体力勝負なのだ。
 
妻の誕生日をお祝いするために動画作成し、
 
You Tubeに上げた。
 
でもそのチャンネルは非公開、登録者は1人である。
 
スライドショー作成のために出会ってから40年の写真を全数チェックし、
 
結果661枚に絞って完成した動画を見たら、自分の中で何かが変わった。
 
長いつきあいの妻への想いが。
 
まあ、こっから先はプライベートなので書かないけど、
 
それはとても良い変化であり、
 
これからも年齢を一緒に重ねていこうねという
 
むしろフレッシュな新しい感情だった。
 
1人に、そしてその人の中にある狭いインタレストにフォーカスする。
 
フォロワーが1万人いたとしても、
 
1万分の1とかいう「数字」としてとらえるのではなく、
 
狭く濃い、生身の人間として向き合う。
 
JOYWOWヴォイスのYou Tubeチャンネル登録者数はまだ少ない。
 
少ないけど、それでいいと思ってる。
 
自然増で。それより大事なのは、こうだ。
 
ヴォイスのマーケティング戦略は登録者数ではなく、
 
シェア数で決まる。
 
ヴォイスコミュニティにいるスポンサーたちが
 
「自分以外」の回をどれだけ頻繁にシェアするか。
 
それが自分のコミュニティ「圏外」との接触面を広げることになるから。
 
高度経済成長時代、「一億人の東芝テレビ パブリック」
 
というのがあった。
 
いまでもあのテレビコマーシャルソング歌えるよ(笑)
 
SNSマーケティングで一億人のフォロワーが出来たとしても、
 
大事なのは1人。
 
1人に狭く・濃く向き合い対話できるかどうか。
 
そこが大事なところです。
 
フォーカス・マーケティングの極意ね。