現在開催中の『Nexus』オンライン読書会に、『世界秩序が変わるとき』を加え、さらに世界を深く広く読み解こうと考えています。
トランプの不可解な動き、ウクライナとロシア、ヨーロッパの右傾化・・・
理解に苦しむ世界情勢が、わかるようになります。
▓『世界秩序が変わるとき 新自由主義からのゲームチェンジ』(齋藤ジン、文春新書)
はじめに
日本復活のチャンスが到来した
著者の仕事は
ヘッジファンドをはじめとするプロの資産運用者に助言をするコンサルタント
政策や政治の動きをウォッチし、政府当局から話を聞き、データを読み解きながら、金融市場の見通しやリスクを分析する。そして、ヘッジファンドや金融機関、資産運用会社、政府系金融機関(ソブリン・ウェルス・ファンド)など、巨額のマネーを動かす国際的な顧客に、定期的にレポートを提供する。
30年選手。
新自由主義の終わりと日本の復活
2021年以降、著者はプロの投資家に対し、「新自由主義的な世界観に支えられてきた既存システムは信認(コンフィデンス)を失った。根幹世界観へのコンフィデンスが崩れた以上、パラダイムシフトが発生する」と訴えてきた。そしてその結果、勝者と敗者が入れ替え戦が始まり、日本は勝ち組になる、と。
ハラリは歴史学者です。どちらかというとペシミスティック(悲観的)な(笑)
一方、齋藤ジンさんは実務家です。切った張ったの金融の世界で30年、顧客に損を与えれば即クビが飛ぶ激戦の中を生き抜いてきた。そんな彼が「日本は復活する」と明るい話をしてくれています。
情報をどう読み取り、活かすか。
DIKWモデルというのがあります。
「データ(Data)、情報(Information)、知識(Knowledge)、知恵(Wisdom)」の頭文字から取られた、データを価値ある知恵へと昇華させるプロセスを示すフレームワークです。生データを情報へ、情報を知識へ、知識を知恵へと段階的に変換する階層構造を示し、ナレッジマネジメントやデータドリブン経営において、データの有効活用と戦略的な意思決定を支援するために用いられます。

ハラリが『Nexus』で論じているのも、まさに「情報とは何か」「AIは情報をどう変えるか」ひいては「社会はどう変わっていくのか」。
齋藤ジンさんの知見とハラリのそれを対比させ、考えていくことが私たちの視野を広げ、視座を高め、視点を多様にしてくれると思います。
ここであらためて、募集します。
ハラリ『Nexus』と齋藤ジン『世界秩序が変わるとき』オンライン読書会

『Nexus』読書会はすでに8月まで3回実施し、第4章まで済ませていますが、大丈夫です。
『Nexus』の真骨頂は第5章に助走し、続く第Ⅱ部(第6、7,8章)、第Ⅲ部(第9,10,11章、エピローグ)ですから。
<日程>すべてオンラインです。アーカイブご用意します。
すべて土曜日 13:00-14:30 月イチ。
DAY1 9月27日
DAY2 10月18日
DAY3 11月29日
DAY4 12月13日
DAY5 2026年1月31日
DAY6 2月28日
DAY7 3月28日
<参加費>
お月謝(一回あたり)5,500円(税込)
<用意するもの>
課題図書を準備すればさらに学びが深まりますが、なくてもオッケーです。
<参加方法>
阪本にご連絡ください
kei@joywow.jp
またはLINE、Facebook Messengerにて

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