大阪は堂島ホテルに宿泊した。

3年ぶりくらいだが、前回泊まったのと全く同じ部屋に通されたので

驚いた。

前回泊まった時のことは昔の日記2006.9.28付を(→クリック!)。

前回と違うのは、朝食が、1Fになったこと。

前回の朝食会場は7Fの和食処だった。そういうところはしっかり

覚えているのである。テーブルがガラス張りで、触れると冷たかった

ことも覚えている。

ここにも、「1Fにまとめてしまえば管理と効率がしやすい」という、

サービス業にあってはならないビジネス1.0の誘惑に負けてしまった

のか、と残念な思いがした。

新聞を持ってこなかったので、食事が来るまで手持無沙汰である。

自然、人の観察をする。ルームサービスにしても良かったのだけど、

やはり朝食会場における人の観察は、貴重な取材になる。

ぼくのほかには女性二人、それぞれ別テーブルで和食と洋食。

あとで来たのが大企業サラリーマン風の中堅どころ。日経を手に、

和食をオーダー。さらに後で来たのが、これまた大企業役員風

おじいさん一歩手前のおじさん。日経を手に。

大企業の使えない役員というのは、登場のオーラでわかる。

人のことを気にしないのである。

フロア担当のサービススタッフが接客していようと、何をしていようと、

自分の都合だけを押しつける。他の客に向き合っている人に向かって

「和食!」とだけ投げつけるのである。

そして、「日経のはばたき」((c)田中靖浩さん)をバッサバッサ大音量で

たてて、新聞を読む。日経は朝日・毎日などと違う紙質なので、

羽ばたき音が大きいのである。

・・・・などと、観察したのち、JR大阪駅へ向かった。

長くなったので、つづきは明日。