待ち合わせ場所は天満宮近所である。
「天」の字だけがアタマの中にあった。
東梅田で谷町線に乗るのに、いつもなら北新地方向向かって左
の改札へと下りていくのだが、ふと右を見ると「天神橋筋六丁目」
という駅名が見えた。
「しや。天六や!」
向かって右の改札に入った。エスカレーターを下りながら、
「いつもならここ、帰りに乗るよなあ」
と思ったが気のせいだろう。しばらく離れているうちに
大阪のほうが変わったのである。
やがて電車が来て、走り始めた。
「中崎町」駅で様子が変だった。
「天神橋筋六丁目」駅ホームに降り立って、
間違いを確信した。しかし脳の半分では「それでも正しい」
と思っていた。
オモテに出たら、全く記憶にない場所だった。
ままよ、天神橋筋商店街は一本だから、「六」から「一」(天満宮は天一)
まで歩けば良かろう。
さすが日本一長い商店街、20分かかった。
写真は天四。
歩きながら、うっすらと仮説が浮かんできた。
「ひょっとすると、ぼくは天然なのではないか・・・?」
いやいやいや、と慌てて打ち消したが、
あなたどう思います?
Today’s 小噺
熊さん「ご隠居、政治の世界でレームダックてのがありますね」
ご隠居「ああ、あるね」
熊さん「ありゃ何ですか」
ご隠居「日本政府の英語名さ」