tenn4

待ち合わせ場所は天満宮近所である。

「天」の字だけがアタマの中にあった。

東梅田で谷町線に乗るのに、いつもなら北新地方向向かって左

の改札へと下りていくのだが、ふと右を見ると「天神橋筋六丁目」

という駅名が見えた。

「しや。天六や!」

向かって右の改札に入った。エスカレーターを下りながら、

「いつもならここ、帰りに乗るよなあ」

と思ったが気のせいだろう。しばらく離れているうちに

大阪のほうが変わったのである。

やがて電車が来て、走り始めた。

「中崎町」駅で様子が変だった。

「天神橋筋六丁目」駅ホームに降り立って、

間違いを確信した。しかし脳の半分では「それでも正しい」

と思っていた。

オモテに出たら、全く記憶にない場所だった。

ままよ、天神橋筋商店街は一本だから、「六」から「一」(天満宮は天一)

まで歩けば良かろう。

さすが日本一長い商店街、20分かかった。

写真は天四。

歩きながら、うっすらと仮説が浮かんできた。

「ひょっとすると、ぼくは天然なのではないか・・・?」

いやいやいや、と慌てて打ち消したが、

あなたどう思います?

Today’s 小噺

熊さん「ご隠居、政治の世界でレームダックてのがありますね」

ご隠居「ああ、あるね」

熊さん「ありゃ何ですか」

ご隠居「日本政府の英語名さ」