「あなたも講師になれる!」VOL.12
落語にはまくら、というのがあります。
その日にかける根多(ネタ)に関連する、まあ柔らかい
話から入って、お客さんを落語の世界へいざなう導入剤
みたいなもんですね。
通のお客さんはまくらを聞いてすぐ、
「これは子別れだね」
とか、ネタに気づく、という楽しみがあるようで。
講演でもまくらを話すような余裕をもちたいものです。
2009年秋、シャレで落語をやり、YouTubeで半年くらい
公開していたことがあります。「まんじゅうこわい」に材を得て、
お金最優先のビジネス1.0社長を茶化した
「現金こわい」。その当時、Twitterが社会現象的に盛り上がっていた
こともあり、まくらにTwitterを使いました。いまとなっては原稿もない
ので記憶を頼りに、書いてみます。
えーまいどばかばかしいお笑いを一席。
Twitterとかいうのが流行ってるみたいですね。
ブログとチャットの中間みたいなやつで、140文字以内で
つぶやいた内容がすぐサイトに掲載される。
もともとTwitterという英語は相手の都合を考えんとベラベラ
しゃべる輩のことをさしていう意味らしいんですが、それって
ぼくのことかいって。
さて、Twitter独特の言い回しがあるみたいで、おもろいですね。
「スタバなう」とか。これで「いま、私はスタバにいますよ」
いう報告らしいです。なうは英語のnowからきてるらしいですな。
これきいた時、私は、「浮気のアリバイに使える!」
ピン、と来ました。
実際には浮気相手と怪しい場所にいても「会議中なう」とかね、つぶやいたりして、
それを家のパソコンで見ている奥さんが「あらー、お仕事大変ね」と思う。
「じゃ、今日は帰り、遅いのね」
そこで若いツバメをデートに呼びだす。
「娘とデニーズなう」とかiPhoneからツイートしたりして。
ダンナはだれかとホテルへ。
奥さんはツバメとホテルへ。
こう、同じホテルでこっちからツーーー、
こっちからツーーー。
バッタリ会って。
「何でこんなとこにおるんやなう!」