法事があって、親戚と会食する機会があった。
久しぶりに会って思ったのは、「当たり前のことだが、おじさんも老けたな」
という感慨だ。
ま、自分もそれだけ老けているのだろうが、「人生の現役」のバトンが、
確実にぼくに回ってきている、という自覚も同時に、思った。
ぼくの年齢になっても、健康上の理由などでバトンを受け取れない人もいる。
それを思えば、幸せだと思う。人生の現役、ということは、人生のG(重力)を
目一杯、全身に受ける、ということだ(笑)。
確かに、重い。重いよ(笑)。
でもね。
これが幸せというやつなんだろう。
そんなことを考えていたら家元の訃報が。
立川流も、バトンが回った。
子どもや後輩たちに、ぼくはいつ、どういう風にバトンを渡すのだろう。
わからないのもまた、面白いね。