「オバマ大統領の政策に投資すれば、儲かるだろう」
ニューヨークの投資家の言葉である。
いわゆるグリーン・ニューディールを当て込んだ
ものである。ちょっと待ってくれ。
まずなすべきは投資家たちのものの見方・考え方のOSを
ビジネス1.0から2.0へとバージョンアップすることだ。
2009年版にバージョンアップすることなく金融資本主義の
OSのまま、「環境関係の企業がROIを高めてくれる」
「企業価値=会社の価格 が高まる」という動機だけで
グリーンバックス($)が動くのでは、一年前と何一つ変わらない。
ただ、何もしないよりはいいのかもしれない。
太陽光パネルの設置スキルの研修が大人気
という現象だけをとりあげて「アメリカ経済は環境重視へとシフトした」と
結論づけるのは、やや単純化しすぎだろうね。
滞在中のホテルから見下ろす。春だ。