録画しておいた『半沢直樹』最終回を観た。

もともとなぜあのドラマに熱狂する人のいるのかが理解できなかったのだが

(推測はできた。でも、あくまで推測だ)、

ラストに100%納得した。

「なぜ?」

と怒る人が多くいたのもSNSで見ている。

納得していない人のほうが多いことにも納得した。

ぼくには「倍返しだ」とか「土下座しろ」

に拍手するメンタリティを

もともと持ち合わせていないから理解できないのだと

あらためて思った。

ということは、2013年に生きる日本人の多くは

「目には目を」「やられたら、倍返し」

をやりたい、

と思っているということだ。

いつから日本人、そういう下品な人間になってしまったのだろう。

「好感度」というあいまいな指標がもし存在するとしての話だが、

好感度が下がることを知っていて、敢えて言う。

『半沢直樹』に熱中するということは、

哀しいことだ。

ぼくは忙しくて、半沢たちのように、社内のことにかかわっている

ヒマがない。

世界を変える新商品の開発に、

忙しいんだよ。