「『ノマドな生活』というのでもてはやされている人がいるが、『若い女性』だから
メディアが追いかけるだけじゃねーの?」とか、考えた。
あまのじゃくだからね、ぼくは。
仮に、ですよ。これが男だったらテレビが取材しただろうか。
もちろん、ビジネス環境、生活の価値観が変わったから新しい生き方、新しい
働き方が生まれてきていいし、ぼくは応援する。
しかしながら、なんだかどうも、「浅い」んだよねー。
テレビサイドの理解がね。おそらく、1ミリ程度くらいしか、理解してないんじゃないかな。
オフィスをもたない、ノートパソコンとケータイ(スマホ)があればどこでも
そこがオフィス、なんていうコンセプトは、1997年のころ既にぼくがやっていて、
それで取材も受けた。でもね、それって、それで終わりなんだよ。
ビジネスパースンの新しいメディアというビジョンを掲げ、いまでいう
Quora(→クリック!)みたいな試みの「知恵市場」をToshiさん、パコさんと
立ち上げたとき、某全国紙は「夕刊家庭欄で取り上げるかも・・・」と言った。
結局取り上げられなかったし、それで良かったんだけどね。
しかも1997年同時と違うのは、コンテンツが限りなくフリー化していること。
どうやって家賃を稼ぐんだ、というポイントこそが重要なのであって、
「ノマド」が重要なんじゃない。
で、何が言いたいのかというと、ノマドな生活の負の面も、きちんと報じる義務が
あると思うんだ。具体的にいうと、おそらく賃貸マンションが借りられない。
起業支援、創業支援で重要なポイントは、現在の、昭和時代から全く変わっていない
不動産な人々のルールだ。保証人制度、とかさ。
ノマドな生活って、言い換えれば(オフィス)宿無しだからね。
昔は世良公則が歌ってブルースなイメージだったのが、いつからキラキラな装飾がつくように
なったんだろう。
マスメディアに踊らされないようにね。