接客で要注意なのは「自動」だ。
その昔、宇多田ヒカルが歌った『Automatic』（→）こそが、ヤバい。
特にコンビニ。
今朝、麦茶ペットボトルとインスタント味噌汁「あさげ」を
買ったら、レジの女性が自動的にストローと箸を入れそうになった
ので、あわてて止めた。
ペットボトル麦茶をストローで飲み、あさげ「だけ」を割り箸で
食べると思ったのだろうか。
思うわけない。
普段店の準備や週刊誌の整理をしている彼女をぼくはよく知っている。
分別ある女性である。
にもかかわらずautomaticにストローと箸を入れてしまう恐ろしさ。
7回目のベルで受話器を取るまでもなく、名前を言わなくても、
声で自動的に動いてしまうのである。
自動的は接客業で致命的であって、おととい、横浜はみなとみらい線
「日本大通り」駅で下車、地上に出てからなじみのホテルへ歩いて
行こうとしてわけがわからなくなった。
朝、そのホテルから歩いて「日本大通り」駅へ行ったことがある。
ぼくの中には経験値が備わっているのである。
これでもJOYWOW本社は横浜元町、すぐ近所で土地勘はある。
ところが、深夜0時前のそのあたりは朝とは違う顔をしている。
灯りがない。
と、わからない。
助けを求めてホテルに電話した。
「3番出口から地上に出られましたら郵便局が見えますか？」
郵便局なんて、ない。
その旨言うと
「おかしいですね・・・」
おかしいもなにも、見えないし、実在しているのかもしれないが、
いまは深夜0時だ。灯りがないから見えない。
おそらく、ホテルの窓口の人は、「見える」時間帯における電話案内マニュアル
しか持っていないのだ。
しかるに。
ゲストがホテルへの道筋にヘルプを頼むのは、たいてい深夜である。
視界としては、灯りのないことが前提だ。
自動的に仕事していると、使えなくなる。
せめて夜の道案内を自動的にしてもらえたら助かるのだが。
「少々お待ち下さい」と、保留の音楽が流れ始めた段階で、
ぼくはケータイを切った。
その後ようやくホテルに到着した。
フロントにいる男性は、そういうやりとりは、まったく知らない。
コメントもない。
ぼくはフロント横にある機械で、チェックインを済ませた。
これでいいのか？ 日本の接客？
台北のホテルスタッフ。100%ゲストの立場で接客してくれた。素晴らしい！
コメント
コメント一覧 （8件）
ついつい自分の視線、都合で物事って考えてしまいますね！
これでは、この先無くします。
意識して行こう。
自分都合ではなく、顧客の目線で。簡単なようで、なかなかautomaticにはいかないですね
私はとあるカフェで、『ランチ、大盛りにできますからねっ！』と何人もの店員さんに言われました…。
これはオートマティックというより、親切心なんでしょうね…汗
ちなみに、こう答えました。
『命の危険があるので、大盛りはドクターストップされてます。』
お客さんの立場（西川さん）からすると微妙な親切心ですね（笑）。
私なら駅まで迎えにいきます！もしくはホテルの玄関口で待ちます。
たとえフロントが空になろうとも…。
私が接客する時は、相手が世界一愛する人をイメージします。自分にとって世界一大切な人に適当な事はしない。流れで作業的に応対は絶対にしません。全力でお応えする。知恵も時間も全て費やすつもりで応対します。愛をもって！！！
クライアントにもそうしますし、クライアントが抱えているお客様にもします。だからストーリーが出来てお互いが幸せなひと時が味わえるのだと思います♪
まっちゃん、「私が接客する時は、相手が世界一愛する人をイメージ」、素晴らしいですね！
戴きです！
昨日とあるお店に食事に行きカウンターに座ってました。
店内は以前そこにあったお洒落な店の居抜きなのでいい感じでオーナーも貫禄ある髯面。
でも出てくる器やフォークなど、いかにもダ○ソーで買ったようなチープなもの。
極めつけはアルバイトの女の子がカウンターから見える位置でオーナーとしゃべってたんですが・・・
女性「これなんですかぁ～？」
オーナー「海老やで、しらへんのか？」
女性「あぁ～…このまま食べるんですかぁ？」
オーナー「皮むかな食われへんで」
女性「そうなんですかぁ～」
と言いながら皮を向き、その女性が甘エビ（つまり生食…）を盛り付け、離れた席のお客さんが食べてました。
（こういうことを許してる）オーナーにはプロ意識とかないんかな～とほんとにガッカリしました。
海老を知ってる人でも知らない人でも教科書どおりに作れば同じような味かもしれませんが、そこで食べること自体が楽しくなくなりました。
笑い話としてのネタ提供には感謝しつつ、二度といきません。
・・・すいません、なんか論点ずれてますね（笑）
一言でいうと、そのオーナーはセンスがないですね（笑）。
センスのない飲食店は、きっと長続きしない気がします。
「飲食物」なら、いまどき、どこでも手に入ります。
わざわざレストランに行く理由を理解していないし、その演出もする気がない。
とほほ・・・