エーちゃん(→クリック!)がインタビューで秋元康さんの

ことを言っていた(エーちゃんははっきり名前を出してない

のだけど、まあ、わかる)。

20年ほど前、エーちゃんに会いにきた。どうしても会いたいって。

秋元さんいわく。

「僕(阪本註:秋元さん)は、”今、時代は白だ”と

言って世間に仕掛けるのが大好きなんです。そして思った通りに

みんな引っかかる。テレビとタイアップして、僕は手に取るように、

得意にできます。ところが、そんなこと関係なしに営業している

店が何軒か隣にあった。時代が白だと言っても、そんなこと知らねえよって

感じで営業してるんです。しかもその店の商品が欲しいと、いつも行列が

できてる。それが矢沢永吉だったんです」

*『Rolling Stone』2012年8月号記事 p.30 より引用

エーちゃんは、マスコミがつくる時代なんか関係なく、シーンに寄り添わず、

ただ淡々と歩いてきた。マイウェイを。

もう、レコード会社がCD作る時代じゃないな、と思ったから自分でレーベル作って、

そこからアルバム出した。

メジャーレーベルにいたころの半分しか売れなくなったっていい。

そう思って。

ふたをあけたら、メジャー時代の倍売れた。

秋元さんのやりかたは、古いマーケティングアプローチで、要するに、

「大衆操作」だ。古き良き時代、ブルーダイヤ「金銀パールプレゼント」で大衆が

こぞって洗濯石けんを買った時代。

その時代が終わってしまったことが忘れられない広告代理店と「ギョーカイの人たち」

を巻き込んだプロジェクト。それが秋元さんのやっているいろんなことだ。

「ヒットチャートを見れば、いま、音楽で売れる時代じゃなくなってるとわかる」

エーちゃんは言う。

そんな中、自分の立ち位置をどうするか。

エーちゃんは、第四次産業革命を見事にサバイブした。

だって、9月1日のドームライブ65,000人がソールドアウト(→クリック!)だよ。

古いパラダイムをいち早く捨て、マイウェイを見つけて、歩き始めた人が、

生き残り、繁盛する。

違う未来を手にしたければ、違う行動をしなければならない。

違う行動を、しよう。