メディアは街のかたちそのものを変えていく。
2000年頃、iモードが隆盛をきわめ、ケータイが電話機能だけではなく、
インターネットデバイスとして普及し始めるとともに、ケータイショップが
街の一等地を占めるようになった。
当時ぼくはセミナーで、「以前なら銀行が入居していた場所をケータイショップが
リプレースし始めた。銀行の凋落とケータイの勃興、産業の変化はこういうところ
に表れている」と話していた。
いまや、ソーシャル化が街を、そして、ほかのいろんなことを変化させ始めている。
たとえば、違法駐車対策。
一戸建てだと「報復」がおっかなかったりして難しいが、マンションなどの場合、
迷惑駐車をされていて、それがいつも同じ車だとする。
駐車している姿と、ナンバープレートをしっかりiPhoneして、Facebookや
Twitter、またはブログに掲載すればいい。ぼくのブログには一日2,000人来訪する。
そして、それをプリントアウトして、バックミラーにはさんでおく。
「何が起きてもしりませんよ」と手書きして。
つまり、法的にはなく、ソーシャル的に懲罰することができるのである。
スパムメールを送ってくる人の名前(どうせ仮名だろうが)とメールアドレス、
メール本文全文をFacebookなどに転載してしまえば、彼の目的達成は遠くなる。
げんに、ぼくに迷惑メールを送ってくる「成功コンサルタント」は、Facebookに
いる。メッセージで警告したのだが知らぬ顔をしているので、ブロックした。
まだスパムメールを送ってくるようなら、次の一手を持っている。
このように、ソーシャルが、生活の意外な部分にまで変化を起こしているのである。
面白いね!