「特別な場所を作る」ということが、とても重要なマーケティングになってきた。

あなたは「場所」を作る。

そして、その「場所にしかないスイートスポット(sweet spot)」を作る。

ビールスタンド重富(←)さんは、

「営業時間2時間、おかわり一杯だけ、おつまみなしのビールスタンド」

という「場所」を作った。

そして、「スイートスポット」として、最高にうまい生ビールを用意した。

エッジが効いている。ただの「場所」が「特別な場所」になる。だから繁盛する。

ネットショップがまだ珍しい1999年頃、、ユニクロはネットショップという

「場所」を用意した。

「スイートスポット」として、色とりどりのフリースをウェブに並べた。

ユニクロのウェブサイトが「特別な場所」になった。

Appleの成功の一因は、AppleStoreという「場所」も大きく貢献している。

*AppleはAppleStoreのデザインを商標登録している(←)

スイートスポットとなる魅力的な新製品を次つぎに出した。

AppleStoreは「特別な場所」になった。

キユーピー3分クッキング南青山三丁目キッチン(←)

50年の老舗番組「キユーピー3分クッキング」レシピを味わえる期間限定の

レストランという「特別な場所」が支持され、連日お客さんが押し寄せている。

「スイートスポット」となる限定グッズが大人気だ。

多い流れは「も」が出てくることである(『たった1人』本にも書いた←)。

コーヒーで評判になったから、カレー「も」出そうか。

そうなると「混乱」が生まれる。

多くの場合、「場所」が「特別な場所」でなくなり、ただの場所になってしまう。

このあたりを、新しい本では書こうと考えています。