論語雍也第六に

知好楽

がある。

意味は、不等号で書くと一発でわかる。

知<好<楽

知っているだけの者は好きでやってる者にかなわない。

好きでやってる者は楽しんでやってる者にはかなわない。

つまり、楽しんだモン勝ちということだ。

ひらかたパーク通称ひらパーは、

ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)がある同じ大阪にありながら濃いファンに支えられ、

年間120万人前後の入園者を誇る。

園児や小学校低学年が利用できる乗り物が多いのと、

絶え間ない企画力で常に話題を提供しつづけている。

あるファンの言葉「設備は古いけど、企画が面白いからしょっちゅう行く」。

ちょうどいまやってるのが、

「ちっちゃい園長を探せ」

3Dプリンターで園長の姿をそこそこ忠実に再現した人形”ちっちゃい園長”が園内に隠れている。

勢いあまって生産してしまった5体すべてを探しだし、

証拠写真を集めると「ちっちゃい何か」がもらえる!(Webより)

「勢いあまって生産してしまった」

が傑作だ。

ここで大事なのは3Dプリンタではない。

大事なのはひらパーの会議室の空気だ。

3Dプリンタで作った人形を使った企画を

きっとみんなが楽しみながら、ワイワイ笑いながら

考えたであろう、ひらパーの会議室の空気だ。

伝統的な企業の会議室を想像してみてほしい。

たとえば東芝。

たとえば日本郵船。

たとえば三菱東京UFJ銀行。

たとえば三井物産。

どんな想像しただろう?

How do you imagine?

仲間に入れてほしいと思っただろうか?

Do you want to join them?