フィッシング詐欺に遭った。
まあ、バカな話だ、聞いてくれ。
事の起こりはメール。
「Appleからの領収書です」
というタイトル。
普段よく見るものなので、てっきり本物と思い込み、しげしげ眺めると、
覚えのないゲームを買ってる。
これはてっきり誰かが不正アクセスしぼくになりすまして買ったんだ!
あわてて
この購入を承認していない場合はとリンクされているiTunesをクリックしたら
これまたおなじみのAppleサイト。
すると
あなたのIDはロックされています。
ロックを解除するためには
といろいろ聞いてくる。
それにバカ丁寧に答え、あげくはクレジットカード情報を全部丸ごと
入力してしまった。
送信したら、画面が真っ白になり、ずっとなんかぐるぐるしてる。
おかしいなあ、うちの電波状況が悪いのかな。そういえばさっきスピーカーのWi-Fiが切れた・・・
って・・・
やられた!!!
ノーテンキなぼくはここでようやく気づき、ブラウザを閉じた。
閉じるとき
「いま閉じるとこれまで入力した情報を再度入れなくてはいけませんが、よろしいですか?」
とブラウザが聞いてくる。人間おかしなもので、この場合「入力したことがなかったこと」になった
ほうがいいのに、「えっ!? それは困るんだけど・・・」といつもの延長で考えてしまう。
さあ、まず何をしなければならないか。
・カードを止める
・AppleIDの変更
カードを止めるにはカード裏側の電話番号に連絡しなきゃならない。
ところが、文字が小さくて大人の目には読めない。
iPhoneで写真撮って、指先で拡大して、ガラケーからかける。
電話がつながらない。
「ただいま混み合っております」
混み合ってないときって、あるのか?
のんきに
**の場合は1を、**は2を・・・
それらしい用件は6だ。6を押すも、ひきつづき
**は7を・・・とやってる。
この間にカードが不正利用されてしまうやん!!
9まで言い終わってようやく解放された。
ところが電話がなかなか出ない。
「ただいま混み合っております」
フィッシング詐欺の場合、一刻も早くつながりたいから、
エキスプレス電話
とか、ほしいよね。
詳細省くけど、カードは止められた。
実害は未然に防げた。
止められたはいいけど、この世の中、カードで決済しているものは
複雑怪奇、多岐にある。家賃、楽天、アマゾン、一休・・・・
Webでカード利用明細を呼び出し、一つひとつについてカードの変更
をしていく。
結局朝の2時間がこれにつぶれた。
AppleのIDパスワードも変えた。
ちなみに、Appleのアカウトをいじると、iPhoneにApplePayとして登録したクレジットカードも
削除されるから注意ね。
アメックスからメールが来て、こっちは信用しなくなってるからアメックスに
電話すると非の打ち所がない対応だった。アメックスのメールは本物だった。
そういえばここのところ、
「あなたのAppleアカウントはロックされています」というメールが
来ていて、「んなわけねーじゃん、フツーに使ってるし」と
無視していた。
無視していたのに、なぜか今回はひっかかった。
ヤキが回ったとしか、言いようがない。
皆さんも、お気をつけてください。
ちなみに「Appleからの領収書です」メールの
差出人のアドレスを今見てみたら
19jsdhu3@therepublicofindiaforearth.com
どう見ても、Appleからじゃない。
とほほほほほほ・・・。
ところで昨夜は心斎橋のjazz bar Vocoオープン記念イベントでトークライブ
やらせていただいた。
少人数を前に、お酒飲みながら、食べながら、
「所有を手放す」をテーマにお話した。
あんな感じ、楽しいなあ、と思った。またやろう。
開店のお祝いは、JOYWOWらしいものを、ということで、
愛用のウクレレを。
ウクレレ、これまでは書庫に一人ぼっちでいたのが、音楽に囲まれて、
幸せそうだったよ。