「所有を手放す」の話を聞いて、ある聡明な女性がこう質問した。
「時間も所有じゃないですか。ほら、今日こうしてここに私が来ているという
のも。これを手放すというのはどう考えればいいのでしょう」
補足しよう。
「彼女が時間も所有、こうしてここに来ているのも」
の意味は
「自分が自由に使える時間を、いま、ここに来るという選択をした」
ということだ。
その場で何か答えた。実は何と答えたか、忘れてしまっている。
その後ずっとこのことを考えていて、違う、と気づいた。
時間は所有できない。
時間は瞬間の連なりであり、流れていくものであり、だから所有はできない。
だから手放す以前に、そもそも持ってない。
「所有を手放す」目的は、手放したときに自分が味わうであろう感情を
想像してみることなんだ。
エルメスの大事なバッグを手放したとしよう。
その時どんな感情になるだろう。
そして、その感情は自分にとって必要なものだろうか? と自問する。
自問することで、「わたしは誰?」が見えてくる。
何を大事に思っているのか。
つまり、「わたしは誰?」の答えって、優先順位の問題なんだよね。
1番に何を置くか。
あ。話、終わってしまった。
仕方ないから、ちょっと宣伝させて。
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ぼくが2010年『共感企業』で書いたウッフィーの時代が来たね。
楽しみ!!