何の予備知識なく行った。帝劇も初めてだが、まい泉のカツサンドや
おいしい生ビールが飲めるスタンドがあって、フード方面では
歌舞伎座、新橋演舞場、日生劇場、パルコ劇場などに比較すると
とても良い。
会場には、「ダンス・・・」の濃~~~~~~~~~~~~いファンらしき人たちで
あふれており、柱に飾ってあるキャストの写真と一緒に写メで記念写真
を撮っているところから場違いな感じがしたのだが、開幕してからその
異和感は一層強まった。少なくともギャグやストーリーはぼくの好み
ではない。
一幕が終わり、休憩の時、一瞬これで帰ろうか、とまで思ったのだが、
いやいやこれにもきっと何かの意味がある、と思いなおし、席に戻った。
それにしても、会場を包む「圧倒的に好意的な空気」はすごいものがある。
二幕から終盤にかけては速度が出て、面白く、魅力的なキャストもいた
おかげで、寝ずに済んだ。何しろ、一幕ではこっくりこっくりしたのだ。
やはり人気だけのことはあって、面白かった。
山口祐一郎、石川禅、吉野圭吾が上手い。
大塚ちひろ、テレビドラマ「山田太郎ものがたり」「浅草ふくまる旅館」に出ていた
人だったとは、後で検索してわかった。大人になったなあ。
プロフェッショナルの仕事を見せていただきました。
いやー。それにしても、あの「圧倒的な好意」で帝劇が満たされまくった空気、
独特だったなあ。みんな、何回も見に行くのだろうなあ。すごいね。