連休中はずっと仕事していた。
二年越しの企画、書きおろしに取り組んでいるからだ。
ビジネス書の書き下ろしは考えてみると何年ぶりだろう。
『気づいた人』はコラムの編集で、いわばベストアルバムだし、
『ゆるみ力』はビジネス書ではあるが、経営理論ではない。
ぼくの中では、ちょうど10年前に取り組んだ『スローなビジネスに帰れ』
以来の本格的経営理論書。
だから、準備に準備を重ね、本来なら昨年春に脱稿しているはずが、
いまになっている。ビジネス環境の潮流が速すぎるということも
筆が進まなかった理由だ。Twitterが大きいね。
でも、キリがないし、「潮が満ちた」感があるので、一気呵成に書きあげてしまう
つもりで取り組んでいる。
でも、書斎にこもり、机に向かって執筆をするのは嫌いじゃない。
NHK朝ドラ『ゲゲゲの女房』タイトルバックで水木しげるがマンガを
描きながら「ポリポリ」とやっている。あの感じ、大好きなのだ。
ということで、海がすぐそばにありながら、がまん、がまん。
でも、そんな生活でもいいことが今日あった。
隣は某私大ヨット部の合宿所である。
ピンポンなるから出てみたら、スーツにネクタイの主将らしき学生が
「お世話になりました。これで葉山の練習を終えました。騒がしく
しまして、ご迷惑をおかけしました」
と菓子折り下げて挨拶に来たのだ。
ここに住んで長いが、初めてである。
見れば、頭良さそうな男の子である。
素晴らしい!
「今度は9月にまた来ます。その時はよろしくお願いいたします」
OKだよ! OK!
この一言が言えるかどうかで、社会に出てからが決まる。
彼はいいね!