11月30日火曜日
いよいよ今日は帯広から旭川へ移動。
ざっくり説明すると、帯広から旭川に行くには2つのルートがある。
富良野方面を通る、どちらかというとソフトなルート。春先など、花が咲いていて、それはそれはきれいな
ルートだという。
一方、三国峠(→クリック!)を通るルート。こちらは地元の人にきいても
「うーん、冬場はちょっとね・・・。大丈夫かなあ」
と首をかしげるルートなのである。
しかるに、今回の北海道ツアー総合プロデューサーハヤカツ氏は断固として難しい道を
行く、というのである。
「難しい道と易しい道。どっちを選ぶかといえば、難しい道を選べと、阪本さんから習いました」
かくなるうえはぼくも覚悟しなければならない。運動嫌い、そもそも山にさえ登ったのは子どもの
頃の六甲山かゴルフくらいである。スキーは未体験。寒いの嫌い。
重装備で、出かけた。
ま、運転はハヤカツさんなんですが・・・
「定員101人」って、見栄はっちゃって・・・と思っていたら、何の何の、春先や夏場は満員になるそう。
この先にあるスキー場に向かっていた。
ロッジでは名物のラーメンやそばを食べることができる。ビールもあるよ。
展望台があって、ハヤカツさんが行こう!というので、行ったら、屋外階段に上る手前でビュッ、と風が吹き、
ぼくはその風で怖気づいて、
「もうアカン、ハヤカツさんもやめたほうがいい」
と腰ぬけになっていた。
返事がない。
あっという間もなくハヤカツさんは屋上展望台に上がっていて、しぶしぶぼくも上がると
すごい風。ハヤカツさんは目の色が変わっていた。「イヒヒヒヒヒヒヒヒ」と言っていたかもしれない。
ここでぼくはハヤカツさんが「雪フェチ・風フェチ・山フェチ」であることに気づいたのだ!
そうか! そういうことか!
位置関係をもう忘れてしまったのだけど、長いながい銀河トンネルを抜けるとそこは層雲峡だった・・・
のかな?
そこでこういう場所(→クリック!)に着いた。
滝が2本、流れている。
しかし、です。
そこにあるお土産物屋さんが、あろうことか、ZARDの曲を大音響でかけていたのだ!
土産物屋の建物に入ると60代とおぼしきおやじさんが。
「こんにちは。しいたけ茶どうぞ、あったまるよ」
しいたけ茶をふるまってくれた。店内も当然、ZARDである。
「負けないで もう一度」
おっさん、あんたには負ける!
とツッコミながら土産物を物色すると、あるわあるわ、ツッコミどころ満載の土産物が。
まず、定番の木彫りのくま。
板を彫ったものもあって、価格が55,000円、120,000円!
2万ちょっとで旅行に来る人たちが多い中、こんなん、誰が買うねん!
まりもっこり(みたいなやつ)もある。
やがてナメ猫が出てくるんちゃうか、と思うくらいに、時が止まっていた。
ただ、あとできくと、この店が出来たのはわずか3年ほど前というから、びっくりである。
しいたけ茶のお礼にせめてお菓子でも買おうと思ったのだが、一体これ、いつからここに
置いてあるんや? というお菓子のたたずまい、さすがに口に入れるものだから、
買うのがためらわれた。
ここでぼくは一大決心をする。
「わしは、これからお土産物屋評論家になる!」
というものである。意味ないけど。
ここは滝の音をきかせるスポットのはずなのに・・・。
おやじの趣味がZARDなんだなあ。
せせらぎ音(→クリック!)を動画でお楽しみください。
このハードコアルートのわすれものは、やはり何といっても土産物店主人に
「なぜ、ZARDなんすか?」
と質問することをわすれちゃったことだ。
次回に期そう。