あなたも講師になれる!」vol.9

新鮮なネタの調理に必要な「現物」。
現物による調理の目的は「説得力を増す」。
だからぼくはよくJOYWOWの旗を持っていくことがある。
「ブランドは旗です」と話すのに、笑いを取りつつ、理解して
もらいやすいから。

JR逗子駅前のめがね店「めがねの荒木」の事例を話すにあたり、
「ひと味違う顧客とのパイプ作り」のために、グラスアドバイザーの
菅原さんの接客方法は後に残らないライブだ。
だから「こうして、こうして、こんな感じで素晴らしいんですよ」
とぼくがいくら力説しても、オーディエンスの想像力任せになって
しまう。
10人いれば10通りのイメージになるし、基本、人のイメージはその人の
頭脳ハードディスクから検索して作り上げられる。
ぴったりぼくの意図が伝わるとは限らないのだ。

型どおりではなく、個別の内容になっています

型どおりではなく、個別の内容になっています

だから、今日これからやる「原書で読むドラッカー」(略してゲンドラ)でも、
ある一つの現物を用意している。参加者がこのブログを読むとネタばれになる
のでここには書かないけれど。ゲンドラは英語の勉強ではなく、ドラッカー
の思想をできるだけドラッカーの頭脳に使いところで理解しようという試み
だから、当然、ビジネス事例が必要になる。だから。

ほか、岡山県倉敷児島で子ども向けジーンズを製造している話を
テレビ(ガイアの夜明け)で見ると、早速それを売っている店に行って
現物を買ってくる。
「ご自宅用ですか?」
とお店の人に聞かれて、
「ええ、自宅ではくんです」
とギャグ飛ばしながら。

他のお客さん(お母さん)が「赤いステッチがかわいい」と言っていました

他のお客さん(お母さん)が「赤いステッチがかわいい」と言っていました

何にしろ、現物を手にしないことには自分が理解できないし、オーディエンスへの
説得力がつかない。