葉山で贔屓にしている店、たとえばsweet tooth(地元でがんばるスイーツ屋さん→)
は、震災直後も普通に店を開いている。
ついさっきも行ってみた。節電で店内の照明を落としてはいるが、いつも通りの
ケーキやクッキーと、スタッフの笑顔が、迎えてくれた。
これですよ。
逆に、「震災のために、営業をお休みさせていただきます」
と、都内のショップやレストランなんかが休んでいたりする。
「あ。そんなもんなのね」
と思う。
「その程度の覚悟で、商売、やってんのね。人生、かけてないのね」
と。
そういう人って、本当は自分の商売のこと、好きじゃないんだろうなあ、と思う。
本物の商売人は、「止まると死ぬのじゃ」という発想をするものだ。
じっとなんか、していられない。
震災後、JOYWOWは参加者の安全を考え、ワークショップ2つ
(ゲンドラとfinding me)を延期したが、他は全部、いつも通りやっている。
メルマガ、コンサルティング、それに伴うミーティング、出張・・・
明日からぼくはニューヨークへ出かける。
日本脱出外国人で成田はごった返しているらしいが、そんなの、知ったことか。
いま、ぼくたちが一番やらなければならないことは、
経済を回し続けること。
止めちゃ、ダメだ。
商売人自ら止めるなんてことは、やっちゃいけないと思う。
経済を、回そう。動かそう。
*いま、ずっと気になっていた秋保温泉の主婦の店さいちに電話してみた。
佐藤啓二社長自らが電話に出られた。
店も、家族も、社員も、みんな無事とのこと。ほっとする。
16日に断水してしまったので、せっかくのお彼岸におはぎが出せなかった
ある商品だけでもお客様にお出しするために店は開けている。ただし、営業時間は短縮
し、今日も、ついさっき閉店した。
お米は地元農家からいいお米を戴いている。震災後も、入手できた。
水は31日まで断水の模様で、これが一番痛い。
こころから、応援しています、と、お伝えして、電話をきったのだが、佐藤社長、
さすがの商売人で、いきなりの電話にもかかわらず、逆に恐縮し感謝してくださって、
申し訳ないくらいだった。
佐藤社長、さいちの社員の皆さん、がんばってください!