著者の榎本計介氏は、氏が書店(株)いまじんの社長をされていた時にお世話になった。
現在は経営者の器を広げる「えのさん塾」塾長として、経営コンサルタントをされている。
私がドラッカー『現代の経営』をお勧めしたところ、上下あるうちの上巻のみを
何度も何度も何度も読み込み、本がバラバラになって形をとどめないほど
勉強しておられたのがとても印象的だった。
この本は、ご自身の起業家、経営者としての豊富な実務経験と、ドラッカー理論を
昇華したフレームワークと着眼点をミックスした、とても実践的で役に立つガイド本
だ。榎本さんは「科学性」にこだわる。つまり、実証できないといけないし、再現性が
なければ納得しない。
その意味で、この本は、「経営を科学するとはどういうことか」「経営の中に科学的法則が
あるとすればそれは何か」についてみっちり教えてくれる。
どんな商品も「売れないのではなく、売れない価格がついている」
物やサービスの価格は、良いから高く、悪いから安いのではありません。
足りない物が高く、余っている物が安いのです。
社長の知りたい欲求は高くつく
本末転倒の顧客管理をやめる
利益の出ない会社は「自己満足」な商品を売っている!
おススメです!