開封して「ムカッ」と来る手紙を出すのが得意な組織があって、一つは役所。
そしてもう一つはNHKである。
話はこうだ。
昨秋、「自主転勤」のため大阪へ引越した。それまで住んでいた葉山の家では、
毎年一回、契約していたケーブルテレビサービスを経由して、NHK料金を年間
まとめて一括払いしていた。その「有効期限」は今年1月までである。
引越する際、「引越しするけど、どうしたらいいですか?」とNHKの窓口に
電話で問い合わせしたところ、「来年1月までは払ってもらってるから、そっから先は引っ越した
ところで手続きしてください」的な話だった・・・はず。詳しい内容なんて、こっちも
引越のドタバタで忘れてるよ。
で、引越した大阪の家にはテレビがない。
ワンルームで狭いから、テレビなんて置かない。置けない。
すると、きましたね。NHKから。やいのやいのと。
「料金支払え」催促のハガキが。
「うちにはテレビがないのですよ」
と一言書いてハガキを返しても、知らぬ顔してまた催促がくる。
ついには4月3日付けで、次の文面がきた。
「平成24年3月19日付でご連絡(お手紙)をいただきました件につきまして、
ご返事申し上げます。
阪本様の放送受信契約の解約の手続きを進めるにあたり、確認させていただきたい
ことがございます。
現在の状態では、記載(届出)事項の適否が確認できないため、阪本様の放送受信契約の解約の
手続きは完了しておりません。
つきましては、次の連絡先まで、ご連絡をお願いいたします。」
として、電話番号が書いてあるのだが、「平日9:30-18:00」。担当者の名前すら、ない。
こっちは本名で住所までさらけ出しているってのに。
ザラつくでしょ? ここまででザラつかない人は、客商売に向いてないよ。
昨日朝この手紙を受け取って、気分悪い週末を始めたのだけど、今日、
MAIDO-internationalレジュメのペーパーを注文しているウィングドウィール心斎橋店(→クリック!)
から商品が届いて、そこに添えてあった担当者Mさんのこころのこもった文字を
見て、気持ちがリフレッシュした。
同じ顧客に出す手紙で、どうしてこう違うのだろう。
やはり、かたや「いつも臨戦態勢」の商人(あきんど)、かたや眠たいお役所組織
なんだろうね。文章に、見事に現れる、という事例でした。
ありがとうございます。ウィングドウィールさん! またお願いします。