貧乏というのは、お金がないから貧乏になるのではなく、こころが「そう」なった
とき、貧乏を呼び込むのだと思う。
もちろん、お金がなくて、こころがすさんだら、貧乏の風を呼び込むマイナスの
サイクルが生まれるんだけど、トリガー(きっかけ)は「こころ」が先だ。
では、こころがどうなったら貧乏のトリガーになるか。
何かをあきらめたり、捨てた時だ。次のセリフが常時出てくるように、
あるいはあたまの中に浮かぶようになったら、それはトリガーになる。
「けっきょく、何をやったって、おんなじだし」
「どうせ」
「めんどうくさいし」
あたまで自分を納得させ出すと、貧乏になる。
あたまではなく、行動している間は大丈夫だ。
トイレ掃除をすると貧乏を呼ばないのは、行動だから。
「トイレのふたをする習慣が金運を呼ぶ」という、そのスジでは有名な
成功習慣法則がある。
トイレのふたをしめることと金運との関連はまったく論理的ではない。
しかし、「ふたをしめつづける行動」「掃除をしつづける行動」は、ウソをつかない。
あたまはウソをつく。
言葉はウソをつく。だれに? 自分に。
自分を言葉で納得させ始めたとき、貧乏が音もなくしのびよってきている。