ブランド・ギャップというものが存在する。

たとえば、ぼくはPaul Smithの(特に靴下の)熱烈なファンだが、

ショップスタッフがイケてない。

まとわりつくのだ。

ついて回るくせにたいした知識をもってない。

ポールの世界観を表現するのは製品だけではない。

ショップの醸し出す空気感、特にスタッフの顧客リレーションが

最も重要だ。

以前ブログで話したケータイショップ(→)など、その一番

わかりやすい事例だ。

Paul Smithのショップに立つのであれば、イギリスに行き、

ポールの著作は全部読み、彼の発言もしっかりフォローし、

実際に会いに行くくらいやって、ようやく一人前である。

小売りの現場で起こっている残念な出来事は、すべて、

このブランド・ギャップが原因である。

ちなみにポールはこう言っている。

I hate the word “brand”.

I hate the word "brand", Paul said.

I hate the word "brand", Paul said.