SNSをやっていいブランド、やる必要がないか、むしろやらないほうがいいブランド
がある。猫も杓子もやればいいってもんじゃないのである。
山口晃(→)個展に行き感激した。その時思ったのは
「ブログとか、やっていてほしくない」
だった。
このシュールで圧倒的な芸術的感動を与えてくれる彼が、ゴサゴサしたデザインのブログ
の中で「ロイホでランチしたよ❤」とか書いていたらがっかりだと思ったからだ。
当然、山口晃はそういうことはしていないので、安心した。
そうなのだ。Facebookで「ブログ更新しました」のリンク先に行ってみると
「花火大会行った〜♪ チョー楽しかった!」
で、花火大会の写真が載っているだけ、だったりすると、Facebookで済ませろやコノ、
と思ってしまう。わざわざリンクするまでもない情報だろう。
たまたま発見したバーがFacebookやっていて、そこで気づいたのだけど、
バーとFacebookは合わない。
なぜなら、「個人的なつながり」は深く持ちたくないからだ。
バーに日常生活を見られたくないし、バーに行ったことをFacebookにあげられたくない。
神戸の某マッサージサロンでは「スタッフブログ」をスタッフ日替わりで書いている。
まったくのムダである。
顧客がマッサージサロンに求めるのはスタッフが花見に行ったとか金魚をもらいましたとか
新製品のガリガリ君いち早くゲット! とかいう情報ではない。
マッサージ品質の向上だ。
だから、経営者はブログ負担をさせるのであれば、マッサージ品質を高めるためのサポート
をしてあげるほうがよほど顧客にとってもスタッフにとっても利益になる。
同じくラーメン店。
「Facebook始めました」
いうひまあったら、もっとうまいスープの研究しなよ。
あと、最近、「逆ソーシャルハラスメント」とでも呼ぶべき現象が一部の飲食店で
起こっているみたい。
テレビ(探偵! ナイトスクープ)を見ていたら「うざい店主」というのが
取り上げられていて、客に料理の写真撮らせて「ブログやFacebookにあげろ」
と強制するという(笑)。
いやはや、困ったものだ。
ということで、JOYWOWは会社のFacebookページを明日閉鎖することにしました。
投稿、ダブってるんで。