何かの調査で、「子ども・孫に勤めてほしい企業ランキング」という

笑っちゃうほど馬鹿げた企画があって、

「同調査は2017年8月28日~30日、20~69歳で未成年の子・

孫を持つ800名(各400名)を対象として、インターネット調査で行われた」

との由である。

それによると、

(引用開始)

子供・孫に勤めてほしい企業ランキングの結果、

1位は「国家公務員」(20.3%)だった。

続いて2位「地方公務員」(15.8%)、3位「トヨタ自動車」(9.5%)、

4位「全日本空輸(ANA)」(7.6%)、5位「日本航空(JAL)」(5.5%)となり、

トップ5位は前回調査と同様に。

以降、6位「NTTドコモ」「三菱商事」(どちらも4.3%)、

8位「花王」「資生堂」(どちらも3.9%)、

10位「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(3.8%)と続いた。

特に「NTTドコモ」(前回23位から6位)、

「東日本旅客鉄道(JR東日本)」(前回22位から10位)、

「伊藤忠商事」(前回26位から17位)、

「三井物産」(前回29位から17位)と、

商社のランクアップが目立った。

一方、「パナソニック」(前回6位から22位)、

「楽天」(前回9位から48位)、「三井住友銀行」(前回11位から32位)

が大幅にランクダウンする結果となった。

(引用終了)

So what? だからナニ? という、まー酒の席での話題には良いかも

しれないが、いい大人が真剣に話すような内容とは思えない。

なぜかというと、おそらく、この背景には、

入ってくる収入と、その安定

しか軸がないから。

そして、それも、「現時点」での話であり、子どもや孫の時代にはどうなっている

のか、わからない。

アンケートに答えた「いい大人」たちの哲学の無さを感じるのだ。

お金と人生に対する哲学ね。

お金は

入ってくる収入は未定だし、不安定

が本質だ。

そして、大事なのは

入ってくるものではなく

いかに使うか。

いかに回すか。

いかに循環させるか。

しかも、「使う先」はモノや自分の楽しみではなく、

人に使う

のが本当のお金の使い方なのだ。

(つづく)