漱石『三四郎』は主人公が大学入学のために九州から汽車に乗って
 
上京するシーンから始まる。
 
つまり明治以来、人口の都市流入は大学進学がきっかけなのである。
 
『東京ラブストーリー』カンチは愛媛からANAに乗って羽田に着き、
 
リカの出迎えを受ける。
 
就職も、都市流入のひとつのきっかけだった。
 
これからはなくなる。
 
人の移動がなくなるから。
 
大都市一極集中は消える。
 
地価は下がる。
 
地価を決めている関数は「単位面積あたりに住みたい人の数」だ。
 
都心に住みたい人は減っていくから地価は下がる。
 
あと、「密」を嫌ってむしろ大都市は心理的にも価値がなくなる。
 
ACでは、大学に限らず、教育はオンライン化される。
 
だから、地方の実家にいながら学べる。
 
英語は必須になる。
 
なぜなら、レベル高い世界の大学から学ぶためには
 
やはり英語が扱えないと無理だから。
 
「鬼滅の刃」の漢字書けなくても英語を話し、聞き取り、書けなくては
 
オンラインで学問ができなくなる。
 
この状況でアルバイトがなくなり、学費が払えず、退学せざるを得ない、
 
という気の毒な話を耳にするが、本来の姿へ戻る過渡期なんだろう。
 
本来の姿とは、
 
「大学は学問する場所であり、アルバイトの合間に行くところではない」
 
だ。
 
勉強に忙しくてアルバイトができない・・・が本来の姿。
 
「アルバイトのお金がないと大学生活が送れない」というのは、
 
生活のバランスシートにそもそも無理があるのである。
 
残念だけど、厳しい真実だ。
 
冒頭の文章に出てくる漱石『三四郎』、
 
さて、現役大学生の何人が読んでいることだろう。
 
読んでない人が大半のはず。
 
アルバイトする時間で読書しよう。
 
その読書ができないようなら、繰り返す、バランスシートが壊れているのだ。
 
企業は価値創造のためのプロジェクトに身体を変え、
 
アメーバのようなエコシステム化する。
 
たとえば、洗濯用新洗剤開発を例に取ろう。
 
プロダクト、パッケージデザイン、マーケティング、
 
ブランディング(プライシング含む)、
 
製造、資材調達、流通、ファイナンス、
 
それぞれのプロフェッショナルがオンラインで集い、
 
期間限定で価値創造に取り組む。
 
製品のパッケージに記載されるメーカーからは
 
このプロジェクトのプロデューサーが参加し、
 
コンセプトメイキングなど全体をマネジメントする。
 
すると、
 
「パッケージデザインならAさんにプロジェクトへ入ってもらいたい」
 
とプロデューサーの脳内検索で浮かぶようでなければ
 
仕事にありつけないことになる。
 
学歴が無意味になる。
 
何か狭い分野で「とんがった」人しか、エコシステムに入れなくなる。
 
何が言いたいか。
 
子どもをもつ親御さん、お子さんの教育方針は
 
・英語を徹底的にマスターする
・何かひとつ、特技を伸ばす。世界レベルまで。
・発信リテラシーを伸ばす
 
してください。
 
現在世間で言われている「いい大学」は無意味になります。
 
大学受験など、しなくてよろしい。
 
してもいいけど、副次的。
 
この教育方針3つ、

「価値創造プロジェクトで声がかかる」

ために必須です。

 
*写真は来週から始める
JOYWOW AID LOVE & ROCK2020イメージです。
ようけあるから、日替わりで変えられるよ。
小室 由歌利 、制作ありがとう!