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以下、発刊第ゼロ号です。
Aloha from
ケタ上げB2B
~Marketing B2B Surfin’ 23 ~
by Surfrider [kei@joywow.jp]
wave # 0:ごあいさつ
こんにちは! JOYWOWの阪本啓一です。
Surfriderというのは、以前まぐまぐで配信していたメルマガ
電脳市場本舗 〜 Marketing Surfin’で使っていたハンドルネームです。
懐かしいので、もう一度使うことにしました。
私についてはアマゾンの著者ページをご覧ください。
JOYWOWはブランディング&マーケティングのコンサルティング会社です。
『ケタ上げB2B』のねらいについてお話します。
簡単に言うと、「ケタ上げ」というのは、
たとえば100円を1,000円に、1,000円を1万円に、
と、ゼロを1個増やしましょう、ということです。
景気のいい話ですが、ぼくは本気で、日本のB2B企業の実力を持ってすれば、
ケタ上げなど簡単だと思っています。技術力、販売力、顧客へのフォロー、
パイプライン(商談)における誠実さなど、
日本企業は世界に類を見ない実力をお持ちです。
にもかかわらず、私の見るところ、皆さん、
ゼロが1つ小さい売上に甘んじておられる。
これには、さまざまな理由があります。
そのあたりを丁寧にメルマガで解きほぐしていきたいのですが、
B2Cは実は簡単なんです。
「やるべきこと」はシンプルで、見えている。
うまくいかないのは、「やってない」それだけ。
ところが、B2Bは複雑です。
組織と会社の歴史、風土が絡んできます。
また、業界常識も根深くみんなの脳内に宿っている。
でもみんな真面目だから、何かやる。
すると「間違った井戸を掘る」ことになるのです。
間違った場所だから、水(成果)は出ない。
この、B2B特有の「間違った井戸」についても、
お話したいと思っています。
さて、最後は、筆者・阪本とB2Bマーケティングの関わりについてお話します。
阪本は、学校卒業後すぐ旭化成に入社、建材事業部に配属されました。
ALCパネル「ヘーベル」の営業です。
1981年入社、2000年に旭化成を卒業し、
ニューヨークへ渡って独立起業、現在の仕事を始めました。
なので、80年代、90年代の約20年間、
19年産業資材(建築)の現場にいました。
ただ、正直なところ、当時の旭化成、少なくとも建材部門には
「マーケティング」の色はほとんどありませんでした。
営業とマーケティングの区別もありません。
せいぜい旭化成全体の「広告宣伝」があったくらいです。
テレホンカードに商品ブランド名「ヘーベル」「グランデ」「ベースパック」
などを載せて、水着のキャンペーンガールがにっこり微笑む、というスタイルでした。
そういえば、中に松嶋菜々子さんもいました。
93年ごろでしょうか、記憶があいまいなんですが、
ヘーベルの差別化商品として開発された「グランデ」を、
いまのマーケティング用語でいうところの「リ・ポジショニング」することで、
販売戦略を練り直そう、というプロジェクトメンバーに抜擢されました。
ここで初めて、「建材のマーケティング」というものを意識しました。
「ALCヘーベルの兄貴分」というポジショニングから、
「プレキャストコンクリート(PC)」を軽量化した廉価版」
というポジショニングへと転換しました。
すると、顧客が変わります。
顧客が変わると、価格も変わります。
マーケティングが変わるのです。
ところが・・・グランデの販売はうまくいきませんでした。
この失敗体験も、私のB2Bマーケティングに大きな学びを与えてくれました。
JOYWOWのクライアントさんはB2B企業が多いです。
一見B2Cのように見える食品メーカーさんも、
実のところはスーパーマーケットやショッピングモールといった
企業向けのB2Bマーケティングが必要です。
このような20年以上にわたるコンサルティング経験から、
「解決=ソリューション」につながるマーケティングを身体で覚えました。
皆さんに、シェアしたいと思っています。
不定期にお届けします。
どうぞ末永いご愛読を、よろしくお願い申し上げます。
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Keiichi <Surfrider> Sakamoto
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