NYダウが史上最大の下げ幅だったり、
今朝の日経平均が一時19,000円割れ(1年3ヶ月ぶり)だったり、
先行きが見えない。
経済第一主義という価値観が崩壊しつつあるのを肌で感じる。
縄文時代がいつの間にか弥生時代になったように、
人類は知らず識らず「経済」から「人間サイズ」の
世界観へと移転しつつあるのだろうね。
とてもいいことだと思う。
さて、AC(アフター・コロナ)時代に子どもたちへ何を伝えようか。
起業、という答えが出てきそうだが、もう少し深堀りしてみよう。
起業は秒速でできる。
たとえば、テイクアウト中心のピザ屋さんを始めるとする。
起業計画で何を挙げるか。
・ピザ窯費用(店の最大の売りだ!) ・・・a
・店舗賃貸にかかる費用(敷金礼金家賃)・・・b
・什器費用 ・・・c
・アルバイト人件費 ・・・d
・・・
とまあ、こんな感じを書き出すだろう。
でもこの中に
顧客創造費用
が入ってない。
Googleマイビジネスに登録は開店前からやっておける。
ほかにもいろいろやれる。
起業の定義はa+b+c+d ではないのである。
顧客を創造しつづけるための営みが、本当の起業であり、
商売なんだ。
価値観が変わる
というのは
「欲しい」が変わる
と言い換えられる。
「顧客」って何ですかというと、「欲しい」だ。
そして環境の変化とともに、「欲しい=顧客」は入れ替わる。
動的なのだ。
だから、「顧客創造」の営みこそが経営の鍵。
子どもに難しいことを言っても伝わらない。
どうするか。
自分の欲しいものリストを記録するようにしよう。
「あ。買ってくれるんだ」と期待してしまうかもしれないけど(笑)。
自分自身の「欲しいものリスト」がこれだけ変わるのだから、
商売するにあたって、どんどん顧客創造の「やり方」も
変化しつづけなければならないことに気づくだろう。
いま書いて気づいたけど、これは何もACに限らないね。
時代を問わず、商売の原理原則なのかもしれない。
ただ、ポイントは「人間サイズ」ということ。
一人の人間として顧客に向き合う。
それこそが、AC時代の商売の根っこなんだろうね。
顧客を数字としか見られなかったBC(ビフォア・コロナ)とは
ここが大きく違う。