人が鏡を見たとき、一番見るのはどこか。
自信のない、あるいは気になる箇所だ。
ぼくは小学生の時、目だった。小さくて細い目がいやだったからだ。
その後、注目箇所がどこへ行ったのか、忘れてしまった。いつの間にか、目は見なくなった。
青年になると、やはり気になるのが髪型。だから、20代から30代は髪ばかりチェック
していた。
50代になって、別の意味で髪ばかりチェックするようになった(笑)。
これはビジネスでも使える発想法なのだが、「常識の呪縛から解き放たれる秘訣」は、
「その常識を成立させている要因に気づく」ことだ。
たとえば、自動車の常識は「水平に動く」。スタイルデザインや速度や動力燃料の話題は出ても、
「もっと高く上がれたらいいのに」とか、「地下20キロまでもぐるのに何秒」という
話題になったことはない。それはすべて「重力に従って走る」という、「自動車の
常識」があるからだ。ならばその常識からフリーになってみたらどうだ、というのが
映画『マイノリティ・レポート』のカーチェイスシーン。
Minority Report Trailer(→クリック!)
ぼくがなぜ鏡に映る髪を注視するかというと、「髪が薄くなるといけない」という
常識がぼくを支配しているから。
だとすると、その常識からフリーになってみたらどうなるだろう、とこのところ、
考えていて、気づいた。
「日々新しい自分に出会える」
この「新しいものの見方・考え方」で、最近鏡を見ても、髪を見なくなった。
何が言いたいのかよくわからない文章になりました、なう!